古今雛【安政7年(1860年)】 日比谷健次郎の時代の雛飾り。 長女(しん)の初節句のために用意したと思われる。 古今雛は江戸時代後期に江戸で成立した。 日比谷家の古今雛は、写実的で大型だ。 上質な貴族社会の衣装を表現しており、持ち物や道具にも細密な工芸技法があるほか、人形の指先...