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渓山秋晴図
水戸の儒学者で医師庄司健斎の描いたもので日比谷家に伝わる山水図掛け軸である。健斎は水戸の大学弘道館の医学部教授でもあり、徳川15代将軍の慶喜の持読(家庭教師)であったともいわれている。飢餓録等の書物も著した。また、藤田東湖等とも交流した(藤田東湖「丁日誌酉」)。北辰一刀流四...


新内裏御障子色紙和歌
京都の内裏が火災で消失した後、安政年間に復興、新内裏ができた。この内裏の障子に貴人たちが祝賀で和歌を記した。これを集めたもので稀覯本(きこうぼん)であり江戸での出版である。編者は和歌に堪能な国学者、網野延平(源延平)である。健次郎の時代に日比谷家も入手した。なお本書は佐々木...


北辰一刀流神文巻
日比谷家に伝わる巻物。北辰一刀流の兵法について「他見他言つかまつるまじきこと」と秘法とすることを誓 わせる起請文の前書。巻子の外題を「北辰一刀流神文巻」とする。 免許皆伝の書と同じく水晶の軸にまかれている。 明治元年に北辰一刀流玄武館道場から日比谷健次郎に宛てたものである。
【健次郎ゆかりの人】“紡績王”日比谷平左衛門 ひびやへいざえもん
かつて,“日本の紡績王”とも“紡績界の元老”とも称された経営者がいた。彼の名を,日比谷平左衛門という。このホームペイジで取り上げられている日比谷健次郎の縁戚に連なる人物である。20世紀前半までの日本の紡績業は,国際的な競争力をもった外貨獲得産業であり,日本経済を牽引する役割...
【健次郎ゆかりの人】三浦乾也
日比谷健次郎の遠戚のなかに三浦乾也(みうらけんや、1821~1889)という人物がいます。三浦乾也は、一般的に「幕末~明治初期の陶工」といった肩書きで紹介されます。しかし、この乾也は陶芸のみならず、絵や蒔絵、彫刻などの芸術や最新の科学技術にも通じる才能を発揮しました。幕末の...
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