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黒漆塗桶側胸取二枚胴具足
【くろうるしぬりおけがわむなとりにまいどうぐそく】 【作者未詳】 【江戸時代後期~幕末】 日比谷家に伝わる甲冑のひとつである。 胴は鉄黒漆塗(てつくろうるしぬり)の二枚胴(にまいどう)で、紫糸と縹糸(はなだいと)で胸取(むなとり)となっている。。...


和獨對譯字林 ~勝海舟の賛辞~
【わどくたいやくじりん ~かつかいしゅうのさんじ~】 【明治10年5月付】 健次郎が出版した日本初の和独辞書「和獨對譯字林」には、勝海舟が自筆で賛辞を寄せている。 勝海舟は元幕臣で、明治以降も重鎮として官民の間で人気があった。...


和獨對譯字林
【明治10年(1877年)】 日比谷健次郎と加藤翠渓は、明治10年(1877年)に日本初の和独辞書『和獨對譯字林』 を発行し、我が国における和独辞書の先駆者※である。 前身はヘボンの『和英語林集成』 第二版で、 これに1419語を追加し、2万4368語を収録した辞書である。...


扁額 栄寿斎記
さいき 【へんがく えいじゅさいき】 【超然 書】 【紙本墨筆 一面】 【安政3年(1856年)】 筆者は落款印から超然(ちょうねん)(1793年~1868年)と思われる。 超然は江戸時代後期の浄土真宗の僧。父は近江国円照寺の僧大涛。号は虞淵(ぐえん)。諡(おくりな)は高尚...


黒漆能楽蒔絵吸物椀
日比谷家に伝わる吸い物椀である。 木箱に文政7年9月調達した旨がある。 蓋と胴は20対全てが絵替わりであり、物語を表しているようである。また内側、蓋の見返しと見込みには、亀甲花菱が施されている。 特別な来客の吸い物椀として使われたといい、江戸後期1826年から昭和初期まで1...


和漢流書図
【わかんりゅうがきず】 【鈴木鵞湖 作】 【絹本着色 二幅】 【江戸時代後期】 中国や日本の画家の画題・筆様に倣った図様を集成する 「流書図」 と呼ばれる形式の作。 対幅の形で、右幅に宋・元代を中心とする中国の画家を、左幅に雪舟(せっしゅう)や狩野元信(かの...


大黒天図
【春完斎北信 作】 【絹本着色 一幅】 【江戸時代後期】 この「大黒天図」は、大坂の浮世絵師、春梅斎北英(しゅんばいさいほくえい)の門人で、春光斎の別号を持つ春完斎北信(しゅんかんさいほくしん/生没年不詳)の作と見られます。...


鷲に椿図
【閑舟 作】 【絹本着色 一幅】 【江戸時代後期】 日比谷家に伝わる一幅の掛軸。 作者の詳細は不詳だが、「閑舟」の署名と画風的な特徴から、谷文晁門下で、中国由来の写生画派、南蘋(なんぴん)派をよくした岡田閑林(おかだかんりん)の画系にあたる人物の作と推測されます。...


加藤翠渓像 かとうすいけいぞう
【狩野則信 作】かのうのりのぶ 【紙本着色 一幅】 【明治元年(1868年)頃】 《日比谷美津像》と同じく、狩野則信による肖像画。 日比谷健次郎の妻・晁の実父であり、健次郎が本邦最初の和独辞書『和獨對譯字林(わどくたいやくじりん)...


牟礼高松図
【むれたかまつず】 【狩野典信 作】 【絹本着色 一幅】 【江戸時代中期】 日比谷家伝来の木挽町狩野家六代当主、狩野典信(みちのぶ/1730年~1790年)の一作。 源平合戦で牟礼高松(現香川県高松市)に至り、平氏を攻めた堂々たる源義経が描かれている。...
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